耳鼻科の耳掃除

耳垢は立派な病気です。

”耳垢(みみあか)が詰まりました”という訴えは立派な病気で、「耳垢栓塞症」という、ちゃんとした病名があります。

当然医療保険』も効きます。
(保険の種類、年齢などで外来の支払の金額は変わります)

定期的な来院の方も多いです。
毎年、帰省の際に総出で来てくれるご家族も有ります。

処置は痛くありませんので、最初は怖がっていた小さな子供さんも、大体、じきに院内を走り回り始め、院長に可愛いタメ口をききだします。

新生児から、ご老人まで、耳の中はどうかな?というときは気軽に耳鼻科にご相談ください。

病院での耳掃除

細かく耳掃除をするときには、手術用顕微鏡を使用します。

使用する綿棒は、毎日一本一本、手作業で巻き上げます。
大きさとともに、形が大事です。

右端が、市販の綿棒(大人用)です。
大きさも違いますが、一番の特徴は、先端。
鼓膜に”点”で当たらないよう、平たく、エッジをだすように巻きます。

左端は、市販の「赤ちゃん用の綿棒」です。
当院の推奨品ですが、まだ大きさが違います。

耳に合わせて、異なるサイズを一本一本、巻き上げて使用します。

耳鏡、顕微鏡、綿棒、鉗子、フック、剥離子などなど、これら以外にも様々な器械を使用して、処置にあたります。

※真中は比較のゴマ粒、マッチ棒

外耳道は、真っ直ぐではなく、微妙にカーブしています。

大きさも形状も結構個人差があります。
耳垢も、硬いのから、柔らかい人、キズを付けてしまった人、炎症起こした人と様々ですね。

治療のキーワードは、痛くないように!ですね。

処置しやすい人は、直接視認しながら、難しい人は、手術用顕微鏡を使用して、丁寧に耳垢除去を行います。

自分で耳掃除?

『耳掃除は(自分で)どんな風にやったらいいですか?』

当院、耳鼻科の患者さんのお尋ねの、定番中の定番です。

耳鼻科医の”模範解答”は『(自分たちで)耳掃除はしないでください』ですね(笑)

理由は簡単、「野生動物は、耳掃除はしません」です。

カバも、キリンも、70年生きるゾウも、一生耳掃除はしません。
耳には自分で耳垢を排出する、自然の仕組みが備わっているのです。

当然人間にもその働きは、ちゃんと備わっています。

何より重要なことは、耳は、極めてデリケートな感覚器、センサーであるという事です。

空気の振動を感知するため、水素分子に匹敵する、わずかオングストローム(Å);10のマイナス十乗メートル;0.0000000001m単位の振動を感知する、極めて敏感なセンサーが入っているところなのです。

それでも耳垢が貯まることはあるでしょう?とよく質問されます。
勿論、ありますね。そのために耳鼻科医がいるとおもいますよ。と説明します。

ヒトは動物の中で最も手が器用なので、ついつい耳掃除をしてしまいます。

驚くほど簡単に、耳の中はキズがついてしまいます。
同じ感覚器のご自分の『目』には綿棒は突っ込まないでしょう?
耳は目と同じか、それ以上に、弱い構造をしていますよ。とお話します。

そして、耳は何度かキズが付くと、極端に治りが悪くなることがあるといういわくつきの場所でもあります。

どうしてもご自分で、掃除をするときには、絵の青い矢印の付近までの、外から1cm位までの辺りを掃除してください。
ここまでは、比較的、皮膚が強いので、綿棒であればそれほど、ヒドイことにはならないでしょう。

これより奥は触らないほうが良いです。

でも、その深さはどうやって知るの?
…確かに、ご自分では難しいですね…

そして、心配なのは、耳垢を、押し込んでしまった時です。
を越えて奥に入ってしまった耳垢は、耳の構造上、自分で外に出てきにくいです。

…そういうときに 耳鼻科医の出番です。

押し込んでしまった「耳垢」

人間は、手が器用なので、ついつい自分たちで耳掃除をしてしまいます。

どうしてもというときには、赤ちゃん綿棒、ベビー綿棒がお勧めです。
先端の形は不十分ですが(上図)、先が”比較的”細く、軸が弱く作ってあり、力を入れると折れてくれますので、外耳道をキズつけ難いです。

”耳垢が詰まりました”の多くに耳掃除が原因で、奥に押し込んでしまった、というものがあります。
ある程度奥に入ってしまった耳垢は、自然には出てきませんので、耳鼻科医の出番です。

上記のような道具を使用することや、耳垢を、柔らかくする薬品、洗浄、などいくつかのノウハウ(企業秘密?)で耳垢を除去します。
日本人の耳垢は乾いたタイプが多いのですが、湿ったタイプの方も二割ほどいます。
これは遺伝が大きく関係しており、親から子に引き継がれるものです。

耳垢のたまり方は人それぞれですので、その方に合わせた取り方が必要な場合もあるのです。

ウーン、耳がどうかなったかな?というときは気軽に耳鼻科にご相談ください。

赤ちゃんの黒い耳垢

赤ちゃんはお母さんのおなかの中で、羊水に浸っているので、この間は、当然耳掃除は無しですね。

生まれてまもなくの頃、耳掃除をすると、黒い塊が出ることが有りますが、通常は心配ありません。

奥の方はよく掃除できないでしょうから、みみあかの量が多いときや匂いがするときなど、ご心配な時は耳鼻科にご相談ください。

同じ?理由で、赤ちゃんの頭を洗うときには、耳を押さえて洗う必要はありません。
一昔前は、指を回して、両耳を一生懸命抑えて洗っていましたね。

お風呂上りには、耳の入り口だけ、ポンポンと軽くタオルで拭いて、水分を取ってあげればOKです。

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