黄砂とPM2.5|大牟田市の耳鼻咽喉科立石医院

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耳より情報

黄砂とPM2.5

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「黄砂で調子が悪いです。」
「PM2.5で体調崩しました。」

空がかすんでいる日は調子の悪い人が多く、「そうですね…」と”包括的”に対応するところです。

良い話としては、黄砂や、PM2.5などは単独では健康被害への因果が明らかではないということです。

悪い話としては、もともと花粉症や、呼吸器に障害のある人は、黄砂やPM2.5が降りかかって来ると健常な人に比べるとダメージがキツく出るのは間違いなさそうだ、というものです。

春の着る、霞の衣、ぬきを薄み、春風にこそ、乱るべらなり  在原業平

平安時代に読まれた和歌ですが、春にたくさんの黄砂が飛んでて、付近が霞んでいるけれど、低いところと、高いところの霞がたなびくようで、風流だな~と詠んだ歌です。(院長訳)

その昔から、春になると特にたくさん飛んでくる、黄砂は、中国は黄土大地の表土です。無機物(土の粉)がほとんどなのですが、なかに古くからの作物の粒子を幾分含みます。
そのため大陸から作物のための養分を運んでくれる、その昔の農家としてはうれしい、豊作を期待させる、天の恵みと歓迎されたモノでした。
つまり、黄砂がたくさん飛ぶ年は豊作だ、と素直に喜ばれたものだそうです。

別に黄砂の味方ではありませんが、その昔は風雅とされ、天の恵み、春霞、と称された黄砂も時代の流れとともに形無しだなと思います。

確かにこれだけ霞んでると、一応健康体な院長もなんだかダメージがあるような気がします。

 

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