鼻の病気|大牟田市の耳鼻咽喉科立石医院

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鼻の病気

鼻炎

急性鼻炎

急性鼻炎は,ウイルスや細菌感染が原因となり一週間から、二週間程度の鼻の症状などの経過をとるものの総称です。
“くしゃみ、鼻水、鼻づまり”を三大症状とします。

風邪に伴うことが多いため、のどの痛みや、咳、発熱、頭痛などを伴うこともあります。ひどくなると中耳炎や副鼻腔炎を併発します。

慢性鼻炎

くしゃみ、鼻水、鼻づまりのすべての症状や、これらのいづれかの「鼻炎の症状」が3ヶ月をこえて治りきらないような状態です。
鼻の粘膜が慢性的にはれてしまった状態です。急性鼻炎をくり返したり、長引くような事が一因になります。
そのほか、鼻中隔彎曲の合併、降圧剤、抗うつ薬などくすりの副作用として出現することもあります。
その他化学物質の吸入、物理的刺激も原因になるなど、原因には様々なものがあります。

アレルギー性鼻炎

主な症状は発作性のくしゃみや、みずばな、鼻閉、眼のかゆみ等ですが、ほかに耳の奥が痒くなることもあります。
反応が強い方は、肌が荒れるなど、皮膚の症状もでます。

ダニ、ハウスダスト、カビや、動物(犬、猫、モルモット、インコなど)の皮屑、フケなど一年を通じて症状が出る抗原のものと、季節の”花粉”(スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギなど)が飛ぶ期間だけの抗原により症状のおこる季節性アレルギーがあります。花粉によりおこるアレルギー性鼻炎を一般的に「花粉症」と呼びます。

副鼻腔炎

急性副鼻腔炎

鼻腔の外側にある「副鼻腔」にウイルスや細菌が入り込んで急性の炎症が起こることを急性副鼻腔炎といいます。
かぜに引き続いて起こることが多く、細菌が副鼻腔で繁殖し、急性の炎症を起こし、化膿して、痛みや膿鼻汁が出ることが少なくありません。最初は、鼻水や発熱、頭痛など風邪の症状で起こることが多いのですが、次第に粘り気やニオイのする鼻水が出る、鼻づまりによって味やニオイがわからないなどの症状がでてきます。
ひたいや目の奥に痛みを感じ、鼻水が喉に流れて(後鼻漏といいます)咳が出ることもあります。炎症の広がりによって、ひたいや目の奥以外にもほおに痛みが出たり、頭痛、頭重などが出現します。糖尿病などの持病がある人に多いのですが、症状が進むと、ごくまれに目や脳まで侵されることがあります。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

3ヶ月や半年以上副鼻腔炎の症状が治らず、慢性化したものを慢性副鼻腔炎といいます。一般的には蓄膿症と呼ばれるものはこの状態を呼ぶことが多いです。慢性副鼻腔炎の症状としては急性副鼻腔炎とおなじような状態です。
鼻汁が絶えず出る、よく鼻をかむ、鼻がよく詰まる、においがわからない、頭重、頭痛などです。
慢性化する理由は、鼻腔との境界の副鼻腔の出口が粘膜の炎症により塞がれ、たまった膿汁が排泄されにくくなることにあります。
腫れの原因は細菌感染による炎症、急性炎症の繰り返しやアレルギー、環境、遺伝的素因などが考えられます。

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