空は青いのに…
院長の時々日記
地震や災害の際に、世間の自粛を非難するように、被災しなかった者は当たり前の生活をして、むしろ積極的に消費をしてゆくべきだという書き込みや、コメントは必ずされますが、頭で理屈は唱えられても、そうそう簡単に割り切れるものでは有りません。
仕事に必要な機材や物品、生活必需品は生活の一部として粛々として賄いますが、こと行楽や遊興に際しては日常のごく一部でも、何とも言えない気持ちが付きまとうのは拭いきれません。
機会を得て、天神の少し北の港に出向きました。
港のすぐ外に荒津大橋、海辺のコンビニに高層マンション、完全な都会の雰囲気のすぐ片隅に漁港、というミスマッチが混在するカモメ広場です。
未だ明けやらぬ空、静かで穏やかな水面、犬と散歩する人、ジョギングする人。
博多駅に「KITTE」が開業して、GWにどんたくの季節、今日もまた喧噪の一日が始まることが、にわかには想像つかない、閑静を絵に描いたような風景。
空はこんなに青いのに…。
遊漁船『優』のお世話になり、6時過ぎに出港しました。
船長も、今回の災害には心を痛めており、釣果表示は自粛して、募金など心遣いを示します。
ゲラゲラ笑うばかりの、底抜けの釣行になる日が早く来るように…。