沖縄歳時記
院長の時々日記
季語、季節の事柄をまとめた歳時記は、季節感を失いつつある我々には、貴重な刺激となり得ますね。
有りそうでなかった、沖縄の歳時記です、”トントンミー”に”妖怪日”。
肝心の”ナイチャー”の歳時記もよくは知らない身ですが、沖縄好きの院長、楽しみだけでなく、ハッ!?とさせられることも一杯。
収載の秋の季語『十・十忌』;じゅうじゅうき、は現在では『那覇大綱曳き』の日。
十月十日は那覇大空襲の日、沖縄戦の幕開けとして、那覇が焼き払われ、壊滅した日なのです。
まさに、綱曳いて楽しい!だけじゃない『平和祈願綱曳きの日』なのですが、「体育の日」(今ではこちらも十月第二日曜)位としか知らなかった…、ウーン。
ちなみに左党の方の好きな「泡盛」は『夏』の季語、暑気払いに”少し”のむべし、と書いてます。
…ま、正確には、おいしい古酒などをふるまわれても、もっともっとと所望してはいけない、というのがマナー…、的な表現。
口から入るものを『ヌチグスイ』(命の薬)、と表現する土地柄の奥ゆかしさでしょう。