「長崎教会群」世界遺産推薦へ
院長の時々日記
『 頭ヶ島天主堂』今回の世界遺産候補に推薦された教会群の一つです。
「長崎の教会群」が世界遺産に推薦が決まりました、当然と思いますが，チョット複雑ですね。
世界遺産になって、教会群に観光客が押し寄せることにでもなれば…、地元の方の気持ちを考えてしまいます。
もっとも、長崎市内の大浦天主堂は国宝でもあり、かなり有名ですが、ほかの教会群は本当に小さいものばかりです。
真の意味で『遺産』と呼ぶにふさわしいものばかりなのですが、特に五島のもの、中でも「旧五輪教会堂」はたどり着くのも一苦労です。
そもそも陸路はおろか定期船がないので、海上タクシーが必要です。
他の教会も、”都会”からたどり着くのは、一筋縄ではいきません。
どれもが地元に根ざした、『生き証人』ともいえるものばかりです。
外観の写真はともかく教会の内部は撮影禁止ですので、院長の写真も外観だけです。
院長の地元、大牟田の近代化遺産云々はほとんど遺構であり、存在の意味合いが全く異なるものです。
院長はキリスト教徒ではありませんが、長崎の教会群は全く世界遺産にふさわしいものだと思います。
たどり着いてビックリのかよわさ、強さ、これまでの苦難の多さは直接足を運んでこそ初めて感じとれるものですが、教会の扉を開けた瞬間に、バチあたりな院長の頭が自然に下がるものがあります。
地元の方の気持ちを尊重して、本当に静かに謙虚な気持ちで訪れたいものです。
…おまけ
ロケで有名な五島随一の景勝地「大瀬崎灯台」、『五島百景』にも出てきますね。
院長年代の話ですが、五輪教会の「五輪」は、歌手の五輪真弓さんと遠い関係があるし、候補の一つの「江上天主堂」のある奈留島には、ユーミンの「瞳を閉じて」を愛唱歌としている学校があります。
五島は院長の好きな,『五島百景』の山本二三さん、マンガ家のヨシノサツキさんの出身地でもあります。
観光客が…といいながら、ミーハーな院長は人のことは言えませんね。
『五島』…ホントにいいところですよね…。
