たまには献血へ
院長の時々日記
院長はたまに献血にいきます。
もっぱら、400ml全血の献血なので、回数は稼げませんが、そこそこ行ってます。
学会など出張で時間があれば、各地の献血ルームに寄るのですが、地方々々で、微妙に方針が違うのが面白いです。
幸い大きな病気をしませんので、時には針を刺される側、「患者さんサイド」の目線が必要かなと思いますしね(笑)。
献血の針は、医療現場で一般的に使用される針より(かなり)太めです、自分への戒め?
もちろん『儂は医者じゃー』なんて言いません(^O^)
短い滞在でも、なんとなくここの日赤は力を入れて頑張っているなー、と思ったり、ウーン微妙だなと思ったり。
ウンウン、「人の振り見て…」ってやつです。
今回は天神イムズの8Fでしたが、さあ、ここの評価はいかほどでしょうか?というのは置いといて…。
年々本人確認が厳しくなってきてますね、上の手首のバーコードも今回初めてですね。
本人確認が大事なのは、当然といえば当然ですが、医者の我々が献血されてみて、他にも同じ位かもっと力を入れて然るべき、だと思うこともありますね。
最近AIDS検査をすり抜けて、保因者の血液が使用され感染者が出たことがありました。
これは、献血に来た人が、禁止されている検査目的の確信犯で正直な申告が無かったから悪かったのです。
こんなことされると、現時点では、採血者サイドでは防ぎようがないのです。
そもそも献血は善意で成り立っているので、『ウソ』をついているか?のチェックはしません。
本人が真実を言わなければ、いくらチェックだけ厳しくしても無意味なのです。
本人確認をどんなに厳しくしても、当人が感染の機会を申告しなければ成り立たないシステムなのです。
問題の本質が全く異なるわけですね。
…おまけ
血液が酸素を運ぶのに必須な「鉄」ですが、多すぎると、組織障害の原因になることがわかっています。
女性が、男性より平均寿命が長いのは、生理があるため、身体に余分な鉄がたまらないのが一因ではないかと言われます。
対して男はこの鉄の排出が殆ど無いので、貧血の人は少なくても、鉄は内蔵に溜まる一方です。
…ので、これが寿命を縮めているという説が生まれ、その証拠もたくさん出つつあります。
さあ、チョッと血の気の多いそこの貴男、健康のためにも、たまには献血に行きませんか?