うどん県(香川県)と瀬戸大橋
院長の時々日記
百数十台が立ち往生した、境目峠から直線でわすか数キロの、「雲辺寺」です。
地理的には徳島県ですが、四国八十八か所霊場、香川県の札所の最初に位置付けられます。
第66番札所、標高911m、四国の霊場では最高地ですが、温暖なイメージの香川県からはちょっと想像のつかない景色ですね。
現在はロープウェイで10分足らずで上ってしまいますが、ロープウェイの登り口脇に、『山頂まで4㎞、二時間』の標識があり、古の遍路の労苦を思います。
お寺の話では、僅かな時間でこれだけ積もった、雷がすごかった、設置してあるベンチも見えなくなる位だから、30cmは優に超える積雪量だろう、とのことでした。
近くに、スキー場がありますが、12月にこの積雪量は経験がないとのことです。
眺望は素晴らしく、振りむけば瀬戸内海が一望でき、遠くには瀬戸大橋が望めます。
…で、瀬戸大橋と言えば、本州と四国を結ぶ、都合10本の複合橋で、”宇宙(ISS)からも見える”巨大な建造物です。
”宇宙から見える”の定義が難しいですが、地上数百キロのISS(国際宇宙ステーション)程度の高度から”見える”建造物に、以前は万里の長城の名前がよく取沙汰されていましたが、長さは数千キロと長いものの、この高度から長城を確認する事は全然無理です。
岡山と、高松を結ぶ瀬戸大橋線マリンライナーからの写真です。
総工費一兆円をはるかに超えた瀬戸大橋は、車と、鉄道の両方が通行できる橋としては世界最長です。
将来的に、新幹線も通れるように作られているため、非常に”マッチョ”な作りになっていて、総工費を押し上げたともいわれます。
橋の寿命が何年の設定なのか分かりませんが、完成から四半世紀が過ぎて、しかも海を渡っています。
今後の先行きの条件はかなり厳しいよね…と案じつつ、日本の技術の粋を結集した橋を車窓から眺める院長でした。
…で、肝心?の『うどん』の話はまた後日…