重力波検出|大牟田市の耳鼻咽喉科立石医院

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院長日記

重力波検出

院長日記

米国のLIGOが重力波検出に成功したというニュースが報じられました。
素粒子ではCERN(欧州)に”負けた”米国が、宇宙スケールの事象の証明で巻き返したという形でしょうか。
しかし、10のマイナス21乗の揺らぎという気の遠くなる検出精度のために一辺4㎞の巨大建造物が必要という、パラドックスが何とも不思議に思えます。
写真のパンフは日本のシステム神岡鉱山の「KAGRA」、どちらも要は重力波を観察するための『望遠鏡』ですね。
一方、CERNの場合は素粒子を”観る”ための、山手線一周サイズの超巨大な『顕微鏡』といえます。

検出されたのは、二つのブラックホールが合体した瞬間に放出したと考えられる重力波、ついにアインシュタインの最後の宿題が解かれたという記事を斜め方向から読むと…

ブラックホールの概念が”現実”として提唱されたのは、一般相対性理論のシュバルツシルト解でした。
LIGOやKAGRAで重力波検出に使用されるのはL字型の巨大なレーザー干渉計ですが、レーザー光の発生原理は、アインシュタインの誘導放出理論から導かれました。

すなわち、アインシュタインは100年前に「重力波が存在するハズ!」という宿題を出して、後世の人がアインシュタインが”予言”したブラックホールを利用して、アインシュタインが原理を”考案”したレーザー光を駆使して、宿題を解いたという構図です。
一体どれだけ物理学の巨人なのでしょうか。

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