東雲色
院長の時々日記
別名を鴇色、見方によっては、朝焼けにも夕焼けにも見えますね。
飛行機雲もどっちに延びるかで、出発(+)を感じたり、帰る(-)方向に気持ちが向いたりする、と言われます。
偶然、往診先の施設で友人が入所していることを知りました。
同級生の彼ですが、ある詩人の言う、人間界の切符を持たなくなりつつありました。
定年にも満たないのに、私の記憶よりも家族の記憶の方が少ないという彼の事実に愕然となり、”別れ”は必定と、常に覚悟しているつもりの私でも、何かを恨みたいような気持ちになります。