月の光|大牟田市の耳鼻咽喉科立石医院

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オーディオ・音楽関係

月の光

オーディオ・音楽関係院長の時々日記

5月5日に冨田勲さんが亡くなられました。
表題は院長の好きな「月の光」ですが、ジャケットはその後に発表された『惑星』です。

『惑星』は、ホルストとその遺族が、編曲や曲の一部の抜粋すら認めないという姿勢を長らく堅持していたために、特殊な楽器、大コーラスの採用などのクリアが容易でなく、スコアに忠実な演奏すら難しいとされた曲です…ので、平原綾香のジュピターが出た時の”違和感”がいまだぬぐえません。

冨田勲さんは”熱意”で遺族を説得して種々の条件をクリアして、シンセでの編曲アルバム化にこぎつけたわけですが、この時のさまざまな制約が、『月の光』の飛びぬけた革新性からすれば、編曲がオーソドックスに感じられた所以ではないかと、勝手に考えています。

この『惑星』の重層的な音楽に興味をもった、F.コッポラ監督は、『地獄の黙示録』の音楽監督の打診をしたと伝えられますので、真偽はともかく、実現していたら面白かったでしょう。

”音楽の普遍性と革新性”を追求した冨田勲さんですが院長の”一曲”はやはり「今日の料理」ですね。

…ところで

冨田勲さんは、文学部のご出身で、素養から音楽に興味があったとはいえ作曲は独学だといわれます。
単なるメロディーラインならともかく、オーケストレーションまで、引く手あまたであったと考えると、才能という言葉と、音楽畑ではないご出身ということならではの、普遍性と革新性なのかと思います。
ボーカロイドとの共演の革新性はともかく、月から惑星そして”あかいめだまのサソリ…”住まう世界にお帰りになられたと考えるところです。合掌

これは「院長日記」の記事です…ご興味有ればこちらもご覧ください ⇒さよなら 冨田勲さん

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