院長の喉頭鏡です。
二セットは院長の麻酔に持ち歩く蘇生セットに入っていて一つは外来の救急セットの中に常備します。
これは外部で麻酔をかけるときも同じです。
手術室に喉頭鏡がありますから、持参している二セットと合わせて、つまりいつもバックアップが二つです。
ちょっとヒヤッとした思いをしました。
写真左端のMcGrathMAC喉頭鏡の調子が悪くなりました。
購入して三年ほど経過、具体的には残り時間のカウントは出ているのに、突然画像に縦筋が出始めて、暗くなりだしたのです。
やむを得ず修理に…
…ところが、うんともすんとも、、メーカーから何も言ってこない…。
そうこうしているうちに、ある日出張先のオペ室の喉頭鏡が点灯しません。
電池を変えようとしたら、予備の単二(院長持ち歩きの単三ではなかった…)が一本しかない…
電球を変えようとしたら、小さなドライバーがいりそう…
…で院長の手持ちの、残りの喉頭鏡一本が役に立ちました。
バックアップ二つ目でなんとか踏みとどまりました。
辛うじて踏みとどまった一台も昨年接点がおかしくなり、研磨調整で生き返ったものですので、もし手入れが今以上に悪かったらと、胸をなでおろした次第です。
閑話休題
…あえて恥を書いておくと…出張先の点灯しなかった喉頭鏡は、球切れでした。
電池は残量がありました。
院長がドライバーがいるから外せないと判断した電球のネジは、ストッパーで、球の取り外しには無関係なものでした。
すなはち、電球の取り換えに道具は必要無くて用手でOKでしたので、普段からちゃんと熟知していれば復活が容易であったかもしれません。
修理よりも、代替機!が早くて確実、は”現場”の一理ですが、色々反省すべき点がありますね。
…さて、、件のMcGrathMAC の喉頭鏡ですが、数か月経った今(2018年10月現在)も帰ってきません。
医療器販売さんから問い合わせをしても、返事もないようです。
一度連絡するように頼んでやっと、直接電話をもらいましたが、今一つ要領を得ない返事に終始しました。
概略はバッテリーが悪いようなので新しいものを組み込んで送りますとの事でしたが、現品もいまだ帰ってこないし、またそれ以降梨のつぶて。
麻酔業務に支障が出かねないので、やむを得ずもう一度連絡をしても、また同じ繰り返しのようです。
悪くない機材ですが、大学や大病院に聞いても、、似たような事があっているようです。
”サバイバルキット”のメーカーとしてはこのような時こそと思いますので少し残念な感じがしますね。