皮膚と常在菌
からだの雑学・あれこれ耳より情報
同じくナショジオのHPよりの転載、ブドウ球菌の走査電顕の着色画像です。
人の皮膚には、表皮ブドウ球菌、アクネ菌が主な常在菌として存在し、有害な細菌の侵入に目を光らせています。
通常毒性の強い溶連菌や、大腸菌などの病原菌が皮膚に付着した場合、皮膚常在菌は分単位でこれらを駆逐してしまいます。
人は自分にとって無害な細菌をまとって、凶悪な細菌を排除しているのです。
一部の皮膚常在菌は、自分の代謝産物で、皮膚を健康に保ってくれます。
そしてこれらの皮膚常在菌の活動に欠かせないのが、皮膚から代謝、産生される、いわゆるヒトの分泌物です。
過度にこれらを洗浄などで”剥ぎ取って”しまうと、これらの有益な菌の活動を抑えてしまうことになります。
過度の清潔志向が戒められる所以です。
…で、黄色ブドウ球菌が、のさばった病気の一つが下の『とびひ』ですね。