3D顕微鏡
耳より情報院長の時々日記
手術に新しいデバイスはつきものですが、ついてゆくのも大変です。
院長は大学に通わせてもらってる、ほぼ最年長の種族のようですからなおさらです。
気持ちはフレッシュに保とうとしていますが、心と頭の澱は拭いようもなく…というのはさておき。
手前の機械は、手術顕微鏡の画像を4Kでモニターに描出して、3D眼鏡で立体視できることを可能にしたデバイス。
顕微鏡画像は、立体画像の共有が長年の課題でしたので画期的。
ソ〇ーとオ〇ン〇スが共同開発した機械です。
正直術者には多少邪魔な機械ですが、教育用にはうってつけです。
しかし機械の重さが200㎏、以前は800kg位有ったんですよ、とはメーカーさんの言葉ですが、実用化まではもう少し時間がかかりそうな…
対物用の光は縦に配置されていて、その奥に双眼の形で対物レンズが横に並列に位置します。
左右の位相差を捉えてモニター画面上に3D投影して、偏光グラスで立体視します。
立体の度合いが強いと見学者が辛い(気分が悪くなりやすい)ので度合いを弱くしています。
とのメーカーさんの説明でしたが、院長は気分が悪くなりそうでした。
年取ってるので頭固くなってる自分だけかな?と思っていたら、横の研修医の先生も微妙な顔して眼鏡外していて、少し酔ったようで気分悪いです…と。