村上、妙高
院長の時々日記
9月11日、12日で新潟へ出かけました。
連休利用なので、勿論診療は休まず、土曜日の診療後飛行機で新潟へ。
福岡空港はまだ日が残っていました。
飛行機はANAとの共同運航便IBEXのCRJでした。
ジェット機なので一時間二十分で新潟に届きます。
以前新潟まで陸路を車で移動したときに、15時間位かかったことを思い出しました。
環境への負荷は考えると難しいですが、速度は時間を買える数少ない方法であることは確かです。
新潟に着くころは、とっぷりと日が暮れています。
手荷物受取の出口にはトキがお出迎え。
市内に宿が見つからなかったので、レンタカーを借りて一時間ほど南下して長岡泊
日本のミケランジェロと言われる彼の作品群が新潟には多く残されています。
各お寺の中は撮影禁止なので写真は表側にあるものです。
屋内には彫刻に彩色を施したものが多くありますが、皆様雑誌、書籍等で目にされた事も多くあるでしょう。
院長のお気に入りは彩色を施さないものかもしれません。
遊び心から、超絶技巧までいつまでも見飽きないです。
雲蝶の作品のたくさんある地区を少し南下すると八海山があります。
ロープウェイで中腹まで上がると眼下に米どころの魚沼地区が広がります。
綺麗な空気、水、寒暖差の大きな気候。
美味しいお米の何よりの条件なのかもしれません。
昼食は、名物へぎソバ
ソバのつなぎに、海藻のフノリ、を使った腰の強いソバです。
本家、元祖的な店がいくつも有って選択に困りますが、昼時にはどこも満員です。
横に小さなネギ?様のモノが有りましたが、正体はニンニク。
皮捨て用の入れ物まで有って、どんなやって楽しむのかな?と周りをちらちら見てるとそのまんまかじる人もいたりして、ちょっと院長には無理かな…と。
本当はどうやって食べるんだろう?
少し早めに宿泊地の妙高に着いたので、ケーブルカーで上がってみます。
冬はスキー場になるところです。
上りケーブルカーの最終便近い時間帯でしたが乗せてもらうこととします。
下りの最終までは、も少し時間の余裕が有りましたが、通常ゲレンデとなるところ、またその付近を歩いてケーブルカーのふもとの駅まで歩いて降りられるとの事でこちらを選択してみました。
これが楽しいような、結構大変なような、スキー場ですので、場所によってはかなりの斜度が楽しめます。ゲレンデのフカフカした芝生を下ること一時間…、上りはケーブルカーで11分でした。
リスかシカかなにか楽しい出会いが有るかと思いましたが、すこし残念でした。
翌日は縦に長い新潟県を一気に北上して、まずは村上市へ。
村上市は鮭で有名なところですね。
全国的な知名度はどうなのかな?
旧家をそのままで使用して、年間何千匹という鮭を写真の様に干しあげます。
上の写真の「きっかわ」が食事処として出しているのが下の写真の「井筒屋」です。
年中鮭料理が楽しめます。
中も旧家のままでレトロな感じ。
タイミングが良かったのが幸いでしたが、あっというまに満員になってしまい、時間がずれれば、食事をあきらめなければならない所でした。
鮭は捨てるところなく利用されるので、内臓、皮まで余すところなく供されます。
しかし、珍味目白押しのなかでも美味しかったのは、目の前の炭火であぶった、「きっかわ」謹製の塩シャケ。
昔から馴染の味でもあるでしょうか、甘塩の加減が絶妙、それになんといっても米どころ新潟、しかもこの店と特約をした”名人”のお米。
シャケと米をそのままで味わって、またお茶の出汁で茶漬けとして頂いて、薬味を乗せてと、このためだけにここに来る価値あり、くらいの美味しさが有りました。
午後の便が早めなので、ここからほんの少し北上して、風光明媚な笹川流れの先を山形県の手前でUターンをして新潟空港にとって戻します。
帰りは同じボンバルディアでもDHC8でした。
福岡までの飛行時間は二時間。
CRJの一時間二十分に対して、プロペラ機だからスピードがやや遅いというのも有るでしょうが、航路がずいぶんジグザグした感じで、列島を縫うように右に左に。
高度も少し低めなのかと思われました。