100日後
院長の時々日記
昨年12月12日にツィッターで連載が始まった、きくちゆうきさんの「100日後に死ぬワニ」が、3月20日に最終回の100日目を迎えました。
話しは4コマで単純の極みの描画、実直で不器用な主人公のワニとその友人たちとの、なにげない日常で描かれます。
カウントダウンされる運命の日を知らない彼は、一年後にしか手に入らない布団を楽しみに予約し、車道のヒヨコを助け、友達とのラーメンを、ごく当たり前の日常を無上の喜びとします。
100日後…と仕掛けられただけかもしれませんが、読者の涙腺は100日目に崩壊します。
作者の意図にかかわらず、ここ100日の世の中の変化はあまりに急激であり、新型コロナの出口は見えません。
想像を超える出来事に対処できるのは人間の経験と想像力だけ。
マニュアル頼りの、想像力の乏しい自分に出来ることは余りに少なく、作中、主人公が思いを寄せる女先輩のワニが、美人に見えるのは自分だけか?乏しい想像力の賜物か、とうとう焼きが回ったか?などと想像する?今日この頃でした。