2014年 McGRATH MAC ビデオ喉頭鏡|大牟田市の耳鼻咽喉科立石医院

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耳より情報

2014年 McGRATH MAC ビデオ喉頭鏡

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「麻酔人」に人気の『McGRATH MAC』ビデオ喉頭鏡。

もちろん興味対象外の人はスルーして下さい。

これは結構なスグレモノです。数多ないわゆるビデオ喉頭鏡という範疇の商品の中では、価格も含めて、院長にはトータルのスコアでかなり高い点数と思われました。

(今回は他の商品についてはあえて触れません【笑】)

実売で、20万程度、ブレードは2番から4番まで用意されています。ディスポで、一本900円、7月には、”更なる”挿管困難症対応のブレードもでます。挿管困難症例時の頼りになる一本になりそうです。

まず、いきなりですが画面の見え方は、可もなく不可もなしです、逆に言えば許せる見え方は必要十分に備えているので、(価格的に)絶妙のセッティング、と言えるかもしれません。

挿管するには、必要十分の画質でしょうか。

院長は耳鼻科医でもありますが、魚骨などの異物を取る際には、ちょっと。分解能が劣るようですから、細かい骨などは無理でしょう。

電池寿命は250分。画面右下に残り使用可能時間が、1分単位で表示されます。電池一個オマケ付きでした。

直視での挿管にも対応、ブレードの”嵩”がやや高いので、メタルのブレードに比して、やや開口が大きくなります。

写真のように、一見ブレードがかなり湾曲しているように見えますが、これはブレードの手元側のカーブがあるためです。
先端側は意外と(?)オーソドックなカーブで、いわゆるデザイン処理で、そう見えるようです。

ブレード自体の形状はよく、先端の処理など喉に優しい形です。

本体はラバー樹脂で、持った瞬間頼りない?ような感じで、軽いです。
手になじむ形状ですが、表面はやや滑りやすい材質です。

デザインは、秀逸ですね。人が釣れるデザイン!会社の名前も「Aircraft Medical 」ですもんね。
本体はリジッド。画面も完全に折りたたむことはできませんが、全体が小さいので、携帯には苦労しません。
大きな携帯ケースが付属していますが、実用的ではないので、これまでのケースを流用しています。
既存の折りたたみの、マッキントッシュが入るケースに、なぜか予備のブレードとともにすっぽり収まりました。

電池を外して含浸消毒が可能ですが、通常の使用では、ブレードのカバー効果が高いので本体が汚れることは少なそうです。

ブレードは、ポリカーボネイト製で、ディスポ。とても綺麗なクオリティの高い作りです。
ブレードのパッケージに、「EOガス滅菌済」の表示があるので、再滅菌する人がいるかも(^O^)、ただしポリカーボネイトは、消毒を反復すると、全体に微妙なクラックが入って、突然の破断があるので、当然おすすめしません。

ブレードは10本単位で購入、2番は小児用、3番一般用(日本人用?)で汎用性が高いです。4番でかい人用?
各ブレードのサイズ差は小さいです。
上にも書いたように、ブレードの嵩がやや高いので、特に小児に大きめのブレードを使うと、開口が厳しく感じるかもしれません。

LEDだから?スイッチはタイムラグがあって、点灯、消灯します。
スイッチは、カチッという節度には乏しく、さらには深く押し込む必要があるのですが、誤用を防ぐためでしょうか、消し忘れ対策にはちょっと気になるところでもあります。

通常使いならば、当然、通常のマッキントッシュでの挿管がやりやすいと感じる患者さん、Dr.もいると思います。特に小児は口が小さいため薄いブレードを好む人も多いでしょう。

勿論麻酔に限らず、万能な「魔法の杖」は無いので、わたしも、日頃から様々な選択肢を増やす工夫をしたいです。

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