McGrath® X blade™|大牟田市の耳鼻咽喉科立石医院

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耳より情報

McGrath® X blade™

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時には医者らしい話題です。

更なる挿管困難症の為?にMcGrath MAC 用 X blade™ が販売になりました。
5月の横浜の日本麻酔学会では、まだ、デモの商品でした。

挿管チューブのガイド目安の黄色いラインが特徴。

サイズは一サイズのみ。

長さは、下の、通常の3番のブレードより長いのですが、曲率が強いので短く感じます。
分かりにくいですけど、全体に軽いつや消し処置がしてあります。

アルミ蒸着のパッケージの裏面は、簡単な取説付き

コストの話を先にすれば、ノーマルのブレードは、原価1000円弱、 X blade™は3000円位、納入価は少し下がるでしょうか?もちろんディスポ使用が前提です。まあ、もともとのクオリティーが高いとは思いますが…。3倍差は少し大きいかもしれません。

※メーカーさんに高額な理由を聞いたら、出る本数が少ないからとの事ですが…

”賞味期限”がちょっと短い?一年しかない。

※2015年5月時点の情報ではこの”賞味期限”は『3年』に延長されているそうです。

 

 

 

当然ですが取説通りに使うかは、経験と慣れによります。

カーブがきつい分、慣れるまで、頚部の屈曲ができにくいひと、開口が厳しい人、巨舌気味のひとは、口腔内から奥へのブレードの挿入時に、かえってやりづらく感じるかもしれません。
ン?それって、挿管困難症気味の人たちのこと?…だよね…。

湾曲が強いため挿入すれば喉頭の確認は容易ですが、通常の症例への使用でのメリットは明確になりにくいでしょう。

開口が少な目、の患者さんの場合、挿管する際には、取扱説明書通りに本体に沿わせるように、きっちりとスタイレットを曲げておかないと、チューブの先端が喉頭の後ろに逃げてしまうので、ここが重要なポイントと言えば、言えるかもしれません。

※販売元のCOVIDIENから、スタイレット付きの挿管チューブが販売されていますが使い勝手はどうでしょうか?

…まあ、元々普段使いの使い勝手がよいアイテムなので、もう少し慣れるまでさらなる使いこなしが必要ですね。

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