『汗』はデジタル?
からだの雑学・あれこれ耳より情報
暑いから、『汗の話』ですが、見出し見て、何のこと?と思いますよね。
『デジタル』に対する言葉は『アナログ』ですね、電算的なもの機械的なものが「デジタル」、生物的なものは「アナログ」というイメージが強いのですが、そうとは限らないようです。
人間の体には無数の汗を出す,「腺」があって、『汗腺』と呼ばれます。
暑いときに水分を多く含んだ汗を出すのがエクリン腺と呼ばれる汗腺です。
脇などに多い、油やにおいのもとになる物質を多く含んだ物質を出す腺が、アポクリン腺です。
汗のイメージとして、一個の汗腺からだらだらと、とめどなく、つづけざまに汗が流れ出てくるという感じはありませんか?
実は一個の汗腺から出る一回の汗の量は、ほぼ決まっています。
少しの汗は、少ない数の汗腺からの発汗、多くの汗はたくさんの数の汗腺からの発汗です。
激しいスポーツなどで、コントロール不能なほどに汗腺が開きっぱなしになるような場合には当てはまりませんが、一般に汗の総量は、どれくらいの数の汗腺から何回汗が出たかという、”総数”の方が影響が大きいと考えられます。
つまり汗はデジタルでコントロールされているといえます。
実は人間の体は、詳細に見てゆくと、結構デジタル的な要素が多く、突き詰めると結局ほとんど(全部?)がデジタル管理されているのではないかと考えられつつあります。