『うなぎ』といえば「食べ合わせ」?
院長の時々日記
29日は土用丑の日です。
土用丑の日は年に二回ありますが、暑い夏のこの日に夏バテ防止のウナギを食べようと、言い出したのが、江戸時代の発明家、平賀源内だと言われています。
ただ、奈良時代には、夏バテの友に鰻を奨める短歌があり、古くから栄養食品であったことは間違いないようです。
滋養強壮に栄養豊富な鰻を食べるのは、異論はありませんが食べ合わせが、云々される鰻でもあります。
有名なのは、鰻と梅干、江戸時代には、鰻とギンナンというのがあったそうです。
ギンナンはちょっとシーズンが違うので現代ではあまり問題にしないかもしれませんが、食べ合わせが”悪い”理由としては、梅干しは唾液を出して食欲を更新させる、鰻もご飯がいけると、食べすぎを戒めるためだという説が有力です。
また、ギンナンは栄養満点、鰻もしかりで、元気がつきすぎる(のぼせる)から、という説が有ります。
海外では、食べ合わせの”禁忌”はあまり耳にしませんが、肉と乳製品(チーズ)(の組み合わせは身体に良くない)というのがあります。
タンパク質とタンパク質で栄養過剰になりがちだというのが、理由の主なものらしいですが、まあ確かに、マクドナルドのダブルチーズバーガーなんてのは、とっても健康に悪そうですが、ファミレスなら、ハンバーグに溶けたチーズの乗った奴なんてのも、体に悪そう…、でもやっぱり美味しそうですね。
洋の東西を問わず、食べ合わせで、何か食中毒を起こすわけでは有りませんが、まあ、ほどほどに、という事が根底にあるようです。
しかし、「毒(体に悪いもの)が旨いんだ!」というのも古今東西一緒でしょうか?