脳波の聴力検査
院長の時々日記
来年四月から,身体障碍者の等級判断のための検査が変わりそうです。
決定ではありませんが、2級と言われる、表の一番上、聴力の等級では一番重症なレベルを判定する際に、脳波の検査を義務付けるというものです。
脳波って脳みその検査?ではなくて、ABRと呼ばれる、”耳で聞こえた音が、神経を介して、ちゃんと脳まで届いているか?”
という目的の検査です。
反応が出れば聞こえている、反応が無ければ聞こえていない、という事になるんですが、パターンが有って、どれくらい聞こえているかまでは完全には分からないはずなのですが…それはあまり言っちゃいかんのかな?
まあ、嘘言ってないよね?の確認をしたいのは間違いなさそうです。
早い話、検査には特別な専用の器械が必要で、一般の開業医(当院の事ですが)では「2級」の認定は行いにくくなる可能性があります。
いくつかの、認可事項を設けるようですが、まだ具体的な運用方法は不明です。
一時期世間を騒がせた、佐村河内氏の事件の影響と考えられますが、いわゆる”詐聴”を防ぐためという事では、理解できますが、ほとんどの、純粋に難聴で困っておられる方々にとっては、迷惑千万なことですよね。