世紀の凡戦
院長の時々日記
6月3日にモハメドアリが死去しました。
そのうち追悼番組もあるでしょうが、1976年にアントニオ猪木と対戦していますね。
興業的、視聴覚的には散々の結果で、”世紀の凡戦”と評されますが、おそらく対戦するスポーツを多少でもやっている人(”知っているだけの人”ではない)ならば、アリはよくこの対戦をしかもセメント(死語!)で承諾してくれたものだというのが偽らざる感想ではないかと思います。少なくとも院長にはそう思えます。
奇跡の復活を遂げた世界チャンプのアリにはあまりにリスキーだったこの対戦によって、二か月後の世界戦は中止となり、結果彼のボクサー人生を縮めたとも言われます。
レスラーの怖さををよく知るはずの彼がなぜ無益としか思えない対戦へ追い込まれたかというのは、いわゆる”取り巻き”が焚き付け、勝手に組んだことによる、とはいわれていますが、大きなミステリーです。