熊本地震から二年
院長の時々日記
熊本地震の本震から二年。
雨に濡れて大好きなクスノキの花が咲く頃、素晴らしい芳香とともに地震の記憶が蘇ります。
8日の記事には書いてませんが、現地に足を運ぶと、メインの場所だけ見ていると気づきにくいですが、もう二年、まだ二年しか経っていませんので、山肌の傷にしても、施設やインフラにしても、簡単でないダメージが見て取れ、痛々しさと、現地のたくましさとを感じます。
…ところで、クスノキは、樟脳の原料で、かつて工業の必需品として、日本は世界一の輸出国でしたが、一度は大牟田のお隣、みやま市に国内ただ一軒の製造所があるのみになりました。
製造所のご主人が急死されましたが、TVに取り上げられたおかげか、かろうじて技術継承がなされて、今では日本全国で数件の製造を見るようになりました、と、クスノキトリビアでした。