解熱鎮痛剤・子供編;アセトアミノフェン
耳より情報
子供さんの解熱、鎮痛剤は「アセトアミノフェン・単剤」に尽きます。
他の成分を含んだ鎮痛剤は避けるが賢明です。
病院のクスリでは、アンヒバ、カロナール、コカール などの名称がなじみ深いでしょうか。
坐薬も有ります。
市販薬は「小児用バファリン」が代表です。
チュアブル錠(水無し服用剤)もあって便利です。
熱発時の服用は38.5度位を目安にする場合が多いのですが、子供さんの体調・きつがりかたで判断することが大事でしょう。
きつがる、ぐたっとしている、目がとろんとしているなどの時は、早めの投薬になるでしょう。
逆に、やけに元気な38度台は経過を見ることもあっていいと思います。
アセトアミノフェンは、不必要に熱を下げ過ぎることがないので、小児には使いやすい薬です。
特に幼児は、痛みをうまく訴えることが出来ないのでタイミングが難しいですが、痛みに対しては早めの投与で良いかと思います。
効果の発現は圧倒的に坐薬が早いです(15分くらいから)。
内服は、45分から1時間程度かかるので、結構(親にも)つらい我慢の時間かもしれません。
投与量は体重×10mgを目安にすると分かりやすいでしょう、この前後の量を4~6時間おきというのがひとつの目安と思います。
体重10㎏×10=100㎎
「小児用バファリン」なら、一錠33㎎なので、3錠ですね。
「大人編」と同じく…
後日病院にかかる際には、飲んだ、使った熱さましの申告もお願いします。
…おまけ
『子供編』としたのは、「小児」の定義が一応15歳までになっているからです。
”小児科は15歳まで”という、不文律のようなものが有りますが、このような運用は柔軟になされるべきなので、どっち?という”中間域”の年齢の方は、”かかりつけの先生”に相談して指示を仰ぐと良いでしょう。
大人の方でも、昔なじみの「小児科の先生」が、「かかりつけ医」だという人は結構多いです。
何歳になっても、昔のなじみの先生が見てくれるのは、安心で時に心強いものと思います。