薬とアルコール
からだの雑学・あれこれ耳より情報
お酒とアルコールを一緒に飲むと、薬は効きすぎるか、効きが”おかしく”なります。
前述のように、アルコールは立派な医薬品ですので、ほかのお薬と併用すれば、効果に変調を来たします。
飲む量も半端じゃないですよね、通常のクスリだと、mg、μg、の量ですが、アルコールは、100cc、リットルの単位なので、純粋なアルコール量に換算しても、g,100gとざっと100倍、千倍の量を飲むことになります。
胃散やビタミン剤程度の薬はともかく、降圧剤、抗凝固剤や血小板凝集抑制剤(いわゆる血液サラサラ薬)、眠剤、向精神薬、消炎剤などは、効きすぎると、誇張ではなく、致命的な結果になりかねません。
血圧の薬、などは、効かないは効かないで、大変な状況になりかねません。
マイルドな表現ではいけませんので、明確な記載をすれば、お酒とアルコールの併用はダメです。
薬剤師の先生方の関連のHPでは、ややマイルドな表現が多いのですが、ズバッとしたものもありますネ。
ここは当然、お薬と、アルコールの併用はダメですと、きっぱりと書いておくべきでしょう。
最近の動物実験で、「アルコールを少量飲んだ、サルの方が、ワクチンの効果が良かった」というものが有りますが、これも、”健康なサル”に”適量な”アルコールが投与されたことが、”幸いした”結果と判定され、ちゃんと”過量投与”した群には『悪い結果』がでてますので、ご注意ください。