…で、人にとって『酒』とは『悪い友達』である。
からだの雑学・あれこれ耳より情報
段々、話がめんどくさくなってきましたが(笑)
院長は別に個人的に酒に恨みがあるわけではありません。
このホームページは、”一応医者”が運営してます。
医療サイドから、病気の方へのアルコールは擁護できる内容が無い事が明確である、というだけです。
アルコールについて、割合、簡単な”定義”が有ります。
『アルコール』とはヒトにとって、とても仲の良い、タチの悪い”悪友”である。
(※『アルコール』は、『タバコ』や『ギャンブル』に置き換え可能です)
分かりやすいでしょう?「タチの悪い”悪友”」です。
たとえば、社会的、個人的な害を強調すればするほど、抑止効果が認められるものに”事故”が有ります。
交通事故がいかに悲惨なことであるか「事故は怖いです!」と強調して伝えれば伝えるほど、交通事故は減ります。
シンプルでストレートな啓蒙に明らかな抑止効果が有るのです。
対して、薬物や、アルコールは、そのマイナス面を強調すればするほど、改善がみられるかというと、そうはいきません。
アルコールに嗜好性のある人はシンプルにアルコールのマイナス面を強調されると(心の奥底で)反発する傾向があります。
これは割合シンプルで理解可能な反応です。
どんなにヤクザな悪い友達でも、仲の良い友達の悪口を周りから、延々聞かされると、反発したくなるものです。
どんなに悪い旦那に苦しめられていても、「じゃあそんなヤクザな旦那とは別れたら?」と周囲から散々言われたら、彼女はひとこと言うかもしれません。
”あのひとも実はそんなにわるい人じゃないの、私も悪かったの…”
閑話休題…
アルコール、タバコ、ギャンブルに共通するのは、依存性(中毒)ですが、この辺りに『依存』の本質の難しさが有ります。