航空性中耳炎|大牟田市の耳鼻咽喉科立石医院

  • 0944543260
  • 【診療時間】
    月・火・水・金 9:00~12:30/14:30~18:00
    木 16:00~19:30 土 9:00~15:00
    【休診日】
    日曜/祝日

耳より情報

航空性中耳炎

耳より情報

その名の通り、飛行機に乗って、気圧の変化に耳管の働きが追い付かずに起こる中耳炎です。

上記の急性中耳炎よりも軽症の事が多いのですが、時に結構苦しめられます。
発症しやすい条件としては飛行機に乗るとき
●風邪を引いている
●比較的長距離を飛ぶ(1000km以上)
●プロペラ機など(密閉が悪いとき)
●過去に同じ症状になったことがある
●二日酔い、睡眠不足など(体調不良)
●(元々)耳抜きが出来ない

等が挙げられます。

※写真はイメージです。

症状としては、飛行機が、着陸に向けて下降を始めてから、耳の聞こえが悪くなる、痛くなるという症状で起こることが多いです。
着陸後しばらくして改善する事が普通ですが、翌日まで、耳閉感(耳の詰まった感じ)特に痛みが持続するときは、耳鼻科を受診した方がいいでしょう。

子供さんもなるはずなのですが、幼少時の方はあまり来院されませんね、なぜかな…

飴玉や飲み物が機内で配られるのは、サービスという面と嚥下を促して、耳管の機能を保つ目的のためです。

実は飛行機内という環境は、ものすごく異質で特殊な環境なのですね。
考えてみれば、一万メートルまで瞬く間に上昇して、再び下降してくるという環境を”快適”に行えるように強制的に調整してます。
減圧のため上空でポテチの袋は膨らみ、逆に上空で飲んだペットボトルは、地上で気圧のため、べっこりへこみます。

一部の方の耳にはかなり無理がかかることがあるわけです。

実際、大空にあこがれて航空会社に就職して、どんなに成績優秀でも、上記の環境に適応できない人は、地上勤務です。

…ということで

飛行場で、耳が痛くならない耳栓!”なんとか”グッズ!と言ってよく販売してますが、残念ながら、はっきり効果のあるものはありません
病院で出す飲み薬も、完全に中耳炎にならないようにできる薬は有りません。ゴメンナサイ。

せめて、耳管周囲の状態改善、点鼻薬、痛みの緩和のためにと内服等の処置処方をしますが、完全に起こらないようには出来ない場合があります。

でも、飛行機に乗る機会の多い昨今、その他にも手段は有りますので、お悩みの方は一度、耳鼻科に御相談ください

その他のリンクはこちら

ページトップへ戻る