急性中耳炎と慢性中耳炎の違い?
Q&A耳より情報
鼓膜に穴が開きっぱなしの状態を、慢性中耳炎と呼びます。
シンプルな慢性中耳炎の症状は、●鼓膜の「穴」のほかに●聞こえが悪い、●耳だれが続く、●耳鳴り、かゆみ●子供のころから中耳炎を繰り返していた、●学校の健診の度に中耳炎と言われていた等です。
急性中耳炎が単に長引いたものも有りますが、体質的、構造的に ”なりやすい耳”を持っている方もおられます。
急性中耳炎は耳の痛みを伴いますが、慢性中耳炎は多くの場合痛みは伴いません。
ゆっくりゆっくり、症状が進行して、本人が全然気づかないでいることも珍しくありません。
慢性中耳炎が痛みを伴ったときは症状がひどい時が多いので要注意です。
多くの場合は初見で「慢性」が、「急性」かの判断がつきますが、稀には我々にも少し経過を見ないと、迷ってしまう症状の方がおられます。
特に大人の方は急性中耳炎でも子供さんに比べて症状が強く出ることがあります。
中耳炎かな?と思い当たられる場合は早めに受診することをお勧めします。