扁桃腺の兄弟たち
耳より情報
のどには左の絵のように、丸く輪を描くように、扁桃腺の兄弟のような、リンパ節の集まりがあります。
(ワルダイエルの扁桃輪と呼ばれます)
外から眺めて見えるのはノドチンコの突き当りの、「リンパ小節」と、その両側の「口蓋扁桃」です。
※「口蓋扁桃」を一般的に『扁桃腺』と呼ぶことが多いです。
これ以外の、舌の根っこにあるものを「舌扁桃」
ノドチンコの裏側の、上の方にアデノイド;「咽頭扁桃」ともいいます。
のどと耳をつなぐ管周囲にある「耳管扁桃」などは口から直接見えない場所にあります。
※舌扁桃はノドが炎症を起こした時などは、たまに舌の奥に、腫れて見えることが有ります。
「喉に何かできてます!!」と気にして、慌てて来院する方もいます。
風邪などの、いわゆる喉の炎症の際には、これらが多かれ少なかれ腫れて、いろいろな症状をあらわすのです。
腫れた、すなわち”敵”(ウイルスや、バイキン)と戦って大きくなっているのです、ある程度仕方のない部分があるのですが、もちろん熱発や、痛みが激しくなるようでしたら、治療が必要になります。