扁桃炎のノドの痛みと主な経過
耳より情報
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扁桃炎(急性扁桃炎)の痛みは、痛みだけでいうと、風邪の痛みの数ランク上のきつい痛みです。
両方の口蓋扁桃(扁桃腺)は丸々と腫れて、表面に膿が付き黄白色になります。
水はもちろん、食事も食べたくなく、つばを飲むのもうっとうしくなります。
発熱は38度を越して、関節痛、全身痛が出現して、あたかもインフルエンザを疑わせます。
咽の所見など、症状が典型的にそろえば診断は難しくないのですが、風邪と、扁桃炎の境界のような病状を示すことも少なくありませんのでこれらの症状はあくまでも目安としてください。
典型的な(細菌による)扁桃炎は、抗生剤がよく効きますので、炎症の経過は数日の事が多いです。
問題としては、あまり扁桃炎にならない大人の方が”なってしまった”というときは体力的に厳しい結果ゆえのことがありますので、再発や治療が中途半端になることによるなどの”慢性化”が要注意です。