音工房Z Z601ーModena
オーディオ・音楽関係
普段使いにZ800はどうかな?と多少ポテンシャルに振り回される院長。
音工房ZさんのZ601ーModena(以下Modena)を購入してみる。
8cmのフルレンジユニットのダブルバスレフ型スピーカーユニット
完成時の写真。
音のいいことで評判のユニットです。いや、本当に素晴らしい!
音は後程、しっかり馴らしが終わって改めてインプレッション報告しますが、完了前から、既に極めつけのパフォーマンスの高さを感じています。
ペアで29,800円、大量生産が出来ない事情があります。
”自手”?製作が必要ですが、興味がある方、見つけたら 即買い!です。
材料はシンプル、スピーカーは音工房Zさんのオリジナルの8cm。
箱作りに必要不可欠な、クランプ。
これまた音工房さんのオリジナル、しかも良心的な逸品!
但し使いこなしに多少の”練習”は必要。
極めて精度の高いカット素材なので、結果が出たときは感動!
自作の醍醐味でもあるが、不器用院長が下手な作業。
手、足を駆使して、時に頭や、胸でクランプを固定しつつ、動かしつつ、締めつつ、緩めつつ…手がもう一本欲しい…。
調子に乗って締めすぎると、バキッ!とクランプに破滅の音が…、
あ、”箱”は全然大丈夫ですよ。
音道にフェルトを貼って、側板つけて、後はユニット取り付け。
完成まであと一歩、気を抜いてはいけません!
Z800-FW168HR(以下Z800)とのサイズ比較はこんな感じ。
Z800は総重量一台10Kgを超えるハイスペックユニット。
そのツイーターは、単体でも2.6Kgの『ハイエンド』の”ヘビー級”。
Modenaは総重量、一個で4Kgくらい。
8㎝のユニットはわずか600g位と”ライト級”
当家のスピーカーユニットの実働がここ半年ほどは、Z800でずっと通してきた院長の耳に届いた、Modenaの第一音の印象は、「あ、高音がきらめく…」。
小音量で駆動されるZ800では気づきにくかった、楽器をこするような音、微かな打楽器の音が音像に現れる。
エージングが完了したら、どんな音になるのだろうか。
誤解が生じるといけませんので、当たり前のことを、補足しておきます。
Z800の特にツイーターユニットはいくら優秀でも、明らかにヘビー級、セッティングもあるでしょうが、狭い我が家で思う存分にポテンシャルを発揮させるには、世間が気になる状況です。
いきおい、普段使いは最高級ユニットの美味しい領域に入らない、小音量で聞くわけです。
小音量で軽快に動くバスレフユニットで気づかされる音色が有ると再認識。
二機種は単純に比較するような機材ではなく、どっちがいいとか悪いの問題ではありません。
Modenaは我が家の、空白の領域を埋めてくれる格好の素材になってくれるはずです。
音工房Zの主幹、大山さんも仰るように、万能のユニットなんて存在しません。
F1で街中を走りまわれるはずは有りませんが、逆にサーキットならばレーシングカーが一番走りやすいのです。
院長が好きなのはWRCのラリーカーで、Z800はまさにそんなマシーンなのですが、わかりにくい例えで申し訳ありません。
今回、Modenaを購入して見えてくるモノもあれば、Z800のスゴさを改めて感じるものでも有ります。
このようなチャンス、選択肢を与えて頂いた、音工房Zさんに感謝です。