音工房Z505-Trento製作 その③
オーディオ・音楽関係
ネットワークも付いてだいぶ形ができてきました。
今までのスピーカーと違い内部のフェルト貼りが新しい仕事として加わります。
タッカーと呼ばれるホチキスのような”コ”の字型の”タマ”を打ち込む器械を購入。
今回買った機材はこれくらいでしょうか。
価格は1300円くらいですが、”タマ”のステープルは足長14㎜のものが製作レポートでは推奨されています。
フムフム、とホームセンターに行きましたが、8㎜や10㎜程度のものしか売っていません。
アマゾンで探しても、なかなか14㎜に行き当たりません。
早く手に入れたいし…。
13㎜のものを見つけて、これを使用することにしましたが、こんな時、ああなんだかあんまり普通の人がやらないことをやってるのかな?とか思いますね…今更ながら…。
特に13㎜以上が理想?という、長い脚の”タマ”がいるのは、フェルトの重なる部分があるからです。
フェルトは全周に回しますし、多いところでは三層に重なりますので、足の短いステープルではいくら押し付けて打っても、浮いてしまう可能性があります。
ただ、フワッとまばらに打ったほうがいいのか、キチッと固めるように打ったが音的に良いのか、などと考え始めると作業が進みませんので、院長は後者を選択しました。
前板もついて次第に”Trento”が姿を見せてきます。
側板が一枚増えるごとに重量が5kg位づつ増しますので、本体と周囲、自分の体に気を付けながら作業を進めます。
ここまで来て上下を間違えたら目も当られないので(上下反対にしても,ダボ打っても、ちゃんと?逆に付いてしまいますのでご用心)、今まで以上に慎重に作業してゆきましょう。
ここまでで、延べの作業時間は20数時間
あとは配線を仕上げて、スピーカーユニットを取り付ければ一応の完成です。
クリアのつや消し塗装をする予定ですので、ユニットは塗装が終わって装着することとします。
スピーカーユニットはバフルに取り付けてから本体に装着します。
バフルは、デザインにも一役買いますし、装着の容易さと、取り付け時のリスク軽減にも役立ちますね。
ユニットの裏側に、『音工房Z』特製の証が貼られています。
日曜の夜も更けてきました。
すこし疲れましたし、雨ですので塗装は後日に行うこととします。
…で後日
クリアのつや消しを3回ほど吹きました。
だいぶ上手になった、手順が良くなったな、と思う頃、作業が終了するのが素人DIYの常で、次の製作時には、またキレイにすべて忘れていることでしょう。
このまま日陰で丸一日乾燥させて、ユニットと配線を仕上げて、完成です。
今回は休憩入れて、トータル30時間プラスくらいの作業時間でした。
何日も広げっぱなしに出来るスペースは無いので、二日間+αの中で効率よい作業を心掛けますが、やはりマイナーなトラブルは数知れず。
それでも一応の目安の二日間で大まかな型まで見ることができたのは、毎度音工房Zさんの部材の精度の良さのおかげ!の一言につきますね。
…で
どれくらい効果があるかわかりませんが、早く聴きたい院長は、例によって夜にスピーカーを向かい合わせ逆相でそこそこの音量で鳴らして、”熟成”を試みてみました。
しかし、これまでのスピーカーの向かい合わせ逆相より、音量低減効果がわかりません。
正相、逆相、全然音量が変わらないような気までします…、なにかが良くなかった?
当たり前ですが、音は低域が豊富ですのでちょっとボリュームを上げると容易に階上に響きます。
…これじゃ、熟成は無理かな?ってな感じで、それでも一応数時間…。
…試聴レポートは後ほど…つづく。