さんてつ開通
院長の時々日記
3月23日に三陸鉄道(通称;さんてつ)が「リアス線」として163km全線開通しました。
東日本大震災にて壊滅的な被害を受けた第三セクターの三陸鉄道が全線で復旧し名称変更して再開通しました。
当時は部分開通とはいえ震災後わずか五日目にして運行再開にこぎつけ地域に大きな勇気を与えたと報じられました。
車両がディーゼルであったことも幸いしましたが、対策が万全と思われていた堤防が津波の勢いを増幅したり、完全コンクリートの高架橋が驚くほど津波にもろかったり。
線路や沿線部のあまりの被害の大きさに再開を危ぶむ声は大きかったのですが、国が必要性を認め、全線再開に助力してくれたわけです。
人の知恵と努力がすごいと感じたり、逆に及ばなさを実感したり…。
思い出すたびに複雑な感情が浮沈します。