最近のオペ室事情;結界はいずこに…。
からだの雑学・あれこれ
ここは某大学病院の手術室。
子供さんの手術で、術前の確認作業中です。
間違い防止に、搬入時、入室時に本人確認、手術の確認、術側確認云々を、皆々三回ほど繰りかえし確認をします。
間違い防止の確認作業が絶対必要であるのに異論はなく、大学ほどの規模だと、マニュアル化は避けられません。
それでもやはりふと、もっといい方法はないのかな?とは、思います。
…で子供さんは保護者同伴で入室、のうえで確認を行うのですが、少しでもストレスが少ないようにと好きなアニメを見ながらの確認作業中。
お母さんが完全に私服なのと、足元の履物で気づかれるように、現オペ室は患者さんもスタッフも全員土足で、基本”そのまま”入室です。
履き替えなくとも術後感染に有意差なし、という論証が積み上がり決定されたようですが、院長のような古い人間には、エビデンスがありますから!と言われても、なかなかハイそうですか、とはいかないんですよねこれが…。