JMAT出務
院長の時々日記
新型コロナは重症者こそ減っていますが、職場や施設でのクラスター発生数が最多となっています。
海外の方が多い職場でクラスターが発生した場合は、いきおいとりあえず療養ホテルに入所となります。
写真の文章は、ベトナムの方へ『違う階には行かないでください』という意味らしいのですが、読むことも発音すら出来ません。
電話口で会話となれば、ましてや…。
幸い皆さん軽症で声の調子、シンプルな症状、Spo2の値などから、差し迫っての重症化の心配はないと判断されますが、文字通り症状に耳を傾けることが出来ません。
電話口で「タン、タン…ネツ、ネツ…ノド、イッタァィ…アタマ、オナカ……」、こっちも、あっちも単語の羅列だけ。
勿論、本部の県庁には通訳が常駐しています。
症状悪化に際しては迅速な対応可能ですが、軽症者でいつもいつも手間をかけるわけにはいきません。
今回入所者の一割以上が同様な英語圏でない外国の方でしたので、電話診察の際も、戸惑う事しきり。
スタッフの皆さんもいつもと違う神経の使い方で大変な様子でした。