ありがとう、ミュージックバード
オーディオ・音楽関係院長の時々日記
ミュージックバード、と聞いて、ピンとくる人はどれくらい居るでしょうか？
1992年から衛星放送でPCMグレード（CD音質）のBGM音楽配信をおこなっていた放送局です。音質の良さが素晴らしかったのと、BGMとしてランダムに配信される楽曲名、演奏者からCD番号まで詳細な情報が同時に受け取れるため、配信開始と同時に飛びついた院長は、以来朝から晩まで流しっぱなしで、遂次気に入った楽曲や演奏者はインターネットでCDを探して購入するという、院長の長い音楽ライフの中でも30年続くルーチンとなっていました。
その放送が令和6年2月29日（今日！！）で幕を閉じます。
余り感傷とか感じないと思っていましたが、今日は半端なく寂しい気持ちです。
ディスプレーにさりげなく表示される情報がどれだけ院長の音楽生活を豊かにしてくれたことか…
衛星放送は強雨の日は受信不能になり、とっくの昔に発売終了の激レアな楽曲を流され、どんなにネットで探してもオークションにも引っかからず、たまに見つかれば超高額、とか配信者の思惑を楽しみながらのエアチェックでした。
アタマの古い院長は好きな楽曲は固体の媒体で、気に入った活字は紙で残したい人間です。
CD音質を超えるSACDやハイレゾが出現し、サブスクなどの配信方法が全盛の現在ですが、新しい媒体は高価で、先日は突然配信停止を行った沖縄のアーティストが話題になりました。いつでも聞けるは突然聞けないの裏返しなのです。
やっぱり頭が古いか…
ニュージックバードの配信が無くなった後の事を考えることすら苦痛な現在。これまでの音質と選曲、音楽情報を手に入れるのは簡単な事ではなさそうです。
今日も残り時間あと一時間…。
アリガトウゴザイマシタ さようなら ミュージックバード！
