Z-505Trento チューニング
オーディオ・音楽関係
音工房ZさんのZ505トレントのキットを長く使っていましたが、Scanspeaksのスピーカーがよかったという記事を見かけて、手に入れて交換してみました。
当方の印象ですので
あくまでご参考までに
交換したユニットはScanspeaks 26W8861T00写真の右のユニット、トータルの外径が、トレント使用のオリジナルユニットと一緒なので、箱がそのまま使用可能
バッフルの内側に着けるなら(その方が見た目というか、格好は良い)穴の内側を数ミリ程度削ってやる必要あります
バッフルの外側にとりつけるなら、本体に特段の加工は必要ありません
(スピーカーに取り付けネジの付属は有りませんが、今回使用したのはトラスタッピングネジ4×20㎜でした)
一番高価なのはスピーカーユニットでペアで155,000円
アマゾンにもあまり見当たりませんので、購入は結構面倒かもしれませんね。
これを高いと思うかは個人差でしょうが、個人の結論からは、相応に音は変わりました。
手順としては、まず既存のユニットを外して、ネットワーク等の更新
推奨のセットは、168HRのコンデンサー変更プラス、トレントのネットワーク変更です
まずは推奨のセッティングから始める事にします
Scanspeaks のユニットはバッフルの上から加工無しで付ける方法を選択
この方法は簡単ですが、取り付けビスが表に顔を出す欠点が有ります。
ノウハウのある方は既存の穴をほんの数ミリ座刳れば、内側によりかっこよく取り付けられると思います
簡単とはいっても、作業スペースが狭いのと、スピーカー単体が重たいので、翌日あちこちからだが痛くなりました(笑)
改めて今回行ったのは
①Trentoオリジナルユニット→Scanspeaks 26W8861T00 への変更
②ZTrentoのネットワーク交換
③168HRのコンデンサー変更
結果、中高域の解像度が上がった印象で、低域はより大音量での視聴に適した内容にアップグレードしたのではないでしょうか
ガブリローフ「ゴルドベルグ変奏曲」
演奏は時にアクロバティックですが、
右手と左手の加減、強弱を故意に意識させるなどの演奏の工夫を聞き分けるのも面白いです。
録音の良い一枚で、倍音の再生などのチェックにも良いかもしれません。
ゴルドベルグの性格上、低域はとぼしく、分解能と、ピアノ演奏としてシンプルに楽しめるかがポイントでしょうか
これまでのZtrentoはZ800にポン付けした状態でしたが、とても聴きやすく、各ユニットの性能に比して総じて良い意味で音の性格はマイルドだったと思います。
石川滋 「無伴奏チェロ組曲」
コントラバスでの演奏
シンプルに自然楽器なので色んな色づけ、が難しいのではないかと
録音も良く、高域、中域、倍音
時々現れる、コントラバス特有の震える低音も魅力です
院長にスピーカーで大事なのはどこまで低域が出るかという以上に、楽曲の中での低域の仕事を、どれだけきちんと再生できるかです。
松岡直哉 「見知らぬ街で」
皆さん、永遠の一枚、ありませんか?
院長にはこの一枚
40年以上前のLP時代からの一枚。
今でも身にしみ込んだ、この音作りのバランスから抜け出すことは難しいようです。