Z703-FF125WK 組み立て
オーディオ・音楽関係
久しぶりに、性懲りもなく(笑)音工房Zさんの組み立て式のスピーカーキットを購入しました。
12㎝はまだ作ったことのないサイズ、BHBS形式と称される単発のキットです。
ユニットは汎用ですが、箱が限定販売で、すでに出回っていないかもしれませんが、院長はバーチベニヤのモノを購入
ブックシェルフだから…、と甘く見ていましたが、発送済みメールには”重いので注意!”の一文が…
確かに片チャンネルで10㎏、諸パーツ込みでトータルで20㎏超えの荷物
配送屋さんが二階まで運ばないわけだ
…さて
今回のモノは音道が複雑で、構成点数が多く、ダボ加工が有りません
パーツ確認をして組み立てに入りますが、平面同士の接着オンリーになり、いきおい上手下手が顕著に出そうです
延べ、約10時間の作製時間を自分の備忘録として、メモって見ました。
まず、平面同士の接着ですのでクランプのお世話になりますが、これが初心者には結構、曲者な道具(個人の意見です)
部材の関係で40㎝以上のキャパが必要
今回は、40㎝ 2本と、30㎝のもの1本の計3本で対応しました
※備忘録ですので、独り言を書いておくと
〇クランプは面で押さえる道具のようですが、自分には”点”で押さえる感覚に近い
〇直角に、まっすぐ力が加わるポイントを見つけるのが難しい
クランプの種類によって”個人差”があるので、それぞれのクセを知って使う
位置が決まった!と思って、締め上げるとしばしば力があさっての方向に逃げて行き、接着面がジワッとズレる、またその度合いを見極めるのがムズイ
作業の広さは二畳ほどで段ボール広げて床面の保護とします
長い部材は40㎝のクランプ、短いものは30㎝、時に二本を使って組み立ててゆきます
タイトボンドは塗り広げて少し粘調になったら張り合わせるのが理想ですが、数分で固まりだします
クランプに慣れてない事も有って、結構力仕事(個人の意見です)も必要?

だいぶ組みあがってきましたが音道が複雑ですので、わずかな二次元的な誤差が、そのまんま立体的な全体の歪みに直結してしまうのです
※組み立ては縦横だけでなく、時に3次元的な感覚働かせてしかも、丁寧に万全を期さないと、後々しんどいことになります(なりました)
側板を取り付けますが、内部には何メートルにもなる複雑な音道が有ります
上述のように、ある程度接着部が動かなくなったら、長く待たずに早めにクランプを外して、次の接着に次々移るように組み立てて行きました。
理由として、タイトボンドは完全に固まると、ナイフやヤスリでも削れるくらい固くなります
その状態で狂いが出ていたら、写真の木製のクランプでは組めなくなると心配したからです
多少でも可塑性を残した状態で組みたいと願っての事ですが、実効性があるのかは分かりません(笑)
従いまして、側板も左右片方、一枚づつ取り付けて、接着剤多め、クランプを締めこむ動作の時間も考えて、3本でややラフにですが締めこむ方法としました。
以上を経て、マイナーな(寸法どり間違い、というあやうくメジャーな)トラブルを経て、私の両手のひらの血まめと、前腕の軽微な擦過傷、加えて10時間+αという作業時間の結果
「Z703-FF125WK」という音工房Z 限定モデルが組みあがりました。
今後数日の自然乾燥と慣らしを経て、試聴を行いたいと思います。










