Z501 スーパーツィーター
オーディオ・音楽関係
音工房Zさんの、木目も美しい、スーパーツィーターZ501が届きました。
2μFのコンデンサー内臓ですので、追加のネットワークなしに、そのまま追加接続すればOK!というシンプルなアイテムですが、結構期待しています。
今回の目的の主題は Z800FW168HR の高域対策です。
この他院長が購入した、音工房さんのZ601 Z701 もHPでは Z501との相性「◎」の予想ですが、院長はこの二機種に限って言えば、さしあたり高域の追加の必要性や不満を感じたことはありませんでした。
一方、Z800は中低音域の充実が半端ないので、比較的?高音が不足しているような”錯覚”に陥るのではないかと考えて、ネットワークでいじるよりもシンプルな追加である本機種を選択しました。
Modena ユニットとの大きさの比較が分かりますでしょうか。
接続は追加ネットワーク無しなので、至極簡単、本体へはねじ止め。
”バナナプラグは接点が増えるから、音に対しては良いことはない。”
という記事を目にしたことがあります。
確かに接点の増加は音のひずみを増やすような(減らさないような)気がしないことはないのですが…。
ハンダも使用しない事にこだわる、沖縄のオーディオメーカーさんが有って、ナルホド!?と思い、以前チョット色々、お世話になった事が有りますが、結果良くわかりませんで、まあ…もういいかな?と。
スーパーツィーター初心者の院長は”専用”の”慣らし”の方法を知らないのですが、当然ユニットの慣らしはきっと必要なはずだ!と思って…
経験がないので、向い合せにして、最大入力の半分(+α)くらいの音で高音成分の多いCDを何日か鳴らし続けました。
チャカチャカ…シャリシャリ…シャーン!、深夜真っ暗な部屋に小さく響くシンバルの音。
もちろん慣らしの前にも、ワクワクと聞いてみました。
思った以上に、はっきり高音が上乗せされる感覚が有りますが、驚いたのは分解能、スーパーツィーターって、みんなこんなにスゴイのか?
院長のリファレンスCD(ハイレゾでもSACDでもありません)ですが、高域の音の分離がすさまじく、音源の楽器の数まで数えれそうなくらい(ホントに数えれる!)分離される感じです。
…で、数日の慣らしのあと、音の変化は…まだよく分かりません!ゴメンナサイ。
もともと、高い音の領域だけに、鋭さがあってしかるべし…なのか、老人性難聴の院長だから(まだ50代…)なのか、Z601、Z701のように慣らしのあと、みるみる音が変化してゆくあの感触は、もう少し鳴らす日数がいるのか、まだ聴き取れません。
しかし、やはりZ800と組み合わせて、至適と思われるボリュームで聴いたときの高域の音が分離される感触はスゴイものが有ります。
ツィーターの方向が自由に変えれるのが効いているのか、音像の定位感も上昇します。
ツィーターの能率のためでしょうか、音量で、全体の音に占める高域の割合が、多少変動しますので、ディスクに収められた音楽のダイナミックレンジで最初のボリュームのダイアルが決まりますから、微妙な脳内補正?が必要です。
しかし比較的小音量から、高域が明瞭に感じられるのは、もっぱら普通の部屋で普通の音量で音楽を聴く自分にはアドバンテージです。
人間の聴覚は大きな音はダイナミックで良い音だと”騙される”傾向が有りますので、アコースティック系が好きな院長は原音だとこの演奏はこれくらいの音量だろうと、ボリューム調節をして聴きます。
Z800との組み合わせで、小さめのボリュームから、高域が早くに立ち上がる傾向が明瞭になり、加えて分解能の向上。
Z800本来の許容入力、ユニットとして元々小音量が得意か苦手か、それらを勘案しても、ツィーター付加の効果は大きいです。
…これは他の機種との相性も、前言撤回で試してみないといけないではないか?…と思い始めた院長。
このような状況で、取りあえずZ800との組み合わせで次に考えるのは、クロスポイントを左右するコンデンサーの容量変更ですね。
音工房さんからキットが出ましたので、頼みました(笑)
「1μF」 と 「3μF」 試しましたら、またアップします。